天国までの100マイル(00年)

監督 早川善貴
主演 時任三郎、大竹しのぶ、柄本明


浅田次郎原作。実は原作のほうは先に読んであり、そっちのほうで不覚にも泣いてしまったので、逆に映画は泣けないかなーとか思いながら見ました。
まぁ事実泣けなかったけど・・・。
とりあえず時任三郎と大竹しのぶはマジで演技うまいなぁ。ダメ男とそれに尽くすホステス。完璧に出てました。
原作のマリ(大竹さんの役)はデブスでかわいくないらしいけどね・・・。
DVDのパッケージには、マリのことを「聖母マリアのような」とか書いてあったけど、まさにその通りだと思います。
原作で泣かされたのはやっぱりマリの優しさだったし。主人公の別れた妻に対して、無理に怖い女を演じるけなげさや、主人公に向ける優しさには胸を打たれますわ。
ただそういうのも、小説のほうがうまく伝わってきた気がします。ま、映像じゃ行間読めないしね。ドクター曽我の登場シーンも小説のほうが感動したし。
やっぱ原作が良すぎると映画化してもいまいちなんすかね〜。
後味はなかなか良かったと思います。出てくる人がみんな温かいからかな。


「だって、愛されることは幸せじゃないけど、愛することって、幸せだよ。」


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