8マイル (02年・米)

監督 カーティス・ハンソン
主演 エミネム、キム・ベイシンガー、ブリタニー・マーフィ


エミネム主演の半自伝的な映画って感じすかね。
この映画が公開された時期は、自分の中ではとにかくヒップホップを求めていた。
要はハマるために、色々吸収しようとしてる時期だった。
当然エミネムについても知っていて、『THE EMINEM SHOW』などもチェックしていた。
が、アルバムを聴いただけでは、当時のオレには、エミネムの凄さっていうのは分からなかった。
凄いのはマシンガンみたいなラップぐらいだろう、と。
歌詞なんかはホント過激でトラックも別に魅力的じゃない。
その頃は、いかにキレイなトラックかっていうのが重要だったから。
でも映画公開が近づくにつれて流れ出した主題歌『LOSE YOURSELF』を聴いて驚いた。
マジでかっこいい。トラックもヤバイ。
そしてなにより驚いたのは、その歌詞のメッセージ性。
今まででは考えられないくらいいいこと言っている。
エミネムに何が起こったのか映画を観る前のオレには分からなかった。
でも確実に映画に対する期待はでかくなったね。
んで、映画観る前にサントラも二枚購入。
しっかり予習して映画に臨みました。

まず冒頭。
いきなり『Shook Ones Pt.2/Mobb Deep』で俄然テンションが上がる。
それ以降も、各所でちょうど94,5年の名曲が流れ、ストーリーそっちのけで満足。
しかも映画館ならではの音響設備によって、さらに満足。
あ、これって音楽映画か?って一瞬思っちゃうくらいテンション上げてくれましたよ。エミネム選曲最高!

ストーリー的には、半自伝ってことでエミネムのすさんだデトロイト時代を描いてるんだけど、これはちょっと軽くしすぎかな。
っていうのも、ホントはもっとハンパねーから!
母親なんてあんな優しくないっしょ?まじ焦った。
やっぱキム・ベイシンガーへの遠慮かねぇ。
ま、あくまでも「半」自伝っすからね。ここは大目に。

ストーリー全編にわたって一貫しているメッセージ、それは「チャンスをつかめ」であり、「自分のやりたいことをやれ」だと思われます。多分ね!
それだけはエミネム自身チャンスをつかんだ男であるし、観ている方にも十分に伝わった。
『LOSE YOURSELF』の歌詞は、この映画を観た後で、ようやく納得して理解できた。
この歌詞は、彼が這い上がってきて、そしてこれからもさらに上を目指そうとする、結局いかにも彼らしい内容なんだと思う。
そして最後に。ブリタニーはマジでエロかわいい。以上!


「You better lose yourself in the music,the moment,you own it you better never let it go.
(音楽に没頭しろ。この瞬間、手に入れたら絶対に逃すな。)」


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