アイランド(05年・米)

監督 マイケル・ベイ
主演 ユアン・マクレガー、スカーレット・ヨハンソン、ジャイモン・フンスー


舞台は2019年のアメリカ。
もうすでに外界の大気は汚染され、生き残った人々は施設の中で、束縛されて退屈ながらも、安全が保障された日々を送っていた。
彼らの楽しみは、この地球上で唯一汚染されてない夢の島「アイランド」行きの抽選に当たることだけだった。

リンカーン(ユアン・マクレガー)もその中の住人の一人。だが彼はこの生活に常に疑問と不安を感じていた。
そんな彼はある日、施設内で、汚染のため生きているはずのない虫を発見する。
そしてさらに彼は、この施設の秘密まで知ってしまうことになる・・・。
そこから、リンカーンの自由への戦いが始まった。仲間は、施設で親友だったジョーダン(スカーレット・ヨハンソン)だけだった。

とりあえず知ったかのオレでも言えることは、「さすがはマイケル・ベイじゃ。」ってこと。
とにかく中盤以降のアクションシーンはヤバイ。得意のカーチェイスなんかホント迫力すんげぇ。
しかもストーリー序盤が非常に興味深く、まさかここまで激しいのはないだろうとタカをくくっていたもんだから、 マジでやられました。
そのストーリー序盤で語られるのは、このリンカーンたちが住んでいる世界の説明のようなもの。
とにかく設定はよくできているし、小道具とかも芸が細かくて結構感動した。
しかも、舞台は2019年、つまり非常に近い未来なわけだから、ホントにそれを表現するのって難しいと思う。
でもベイは、それをとてもナチュラルに表現し切っているのだからすごい。
近未来の都市は違和感無し。また乗り物にしても、洗練されていてカッコよく、それでいて現実的。
だから結構映像だけでも楽しめたりする・・・。

もちろんストーリーの設定も興味深い内容なので、どんどん引き込まれる。
これまたオレらの身近な話題であるし、必ず考えさせられるに違いない。

ユアンは相変わらずかっこいいし、ヨハンソンはなんスか・・・かわいすぎッスから・・・!

いや〜しかし面白かったな。正直冒頭だけでこの映画は面白いって、なんとなく感じることはできたけどね。
もう一回、「さすがはマイケル・ベイじゃ。」
ただし一つ言わせてもらえるならば、ラストは無責任すぎるかな、と。さすがは人間が作った映画だよな。


「人間はな、生きるためなら何だってするんだよ。」


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