MIX TAPEのスゝメ 入門編


今回は音楽の話でもしようかな。
テーマは「MIX TAPE」について。
やっぱこんないい音楽があるのに、しかも最近では普通のCDショップでも手に入れやすくなっているのに、認知度が低い。
これはもったいないッスよって思ったのでね。まぁ参考までに読んでくださいな。

ミックステープっていうのは、DJが自分で選曲した曲を、自らのテクで繋げて一つの作品にしたモノです、簡単に言えば。
ただ昔はテープが主流だったけど、テープって消耗品だからすぐに擦り切れてしまう。だから今はミックスCDが多く出回っています。
それでもDMRだとかマンハッタンなんかじゃテープも売ってますね。
ただオレは、テープからMDに録音できるコンポがないから、やっぱりCDを買ってますが・・・。
でもテープの方が実際いい味出てていいんだけどね。やっぱアナログは熱い。

ミックステープの魅力っていうのは、やっぱり「流れ」。曲間が全くなく、全てDJによって繋げられているから、一曲一曲区別しながら聴くより、 流れを楽しむほうがデカイかなと思う。
この「つなぎ」なんだけど、これはDJの技量に大きく左右される。巧いDJのつなぎは素人のオレでも分かるくらいスムーズ。
その曲自体の流れをつぶさずに、かつ次の曲の流れにスムーズにつなげている。これは芸術。
つなぎのパターンもいくつもあって、スクラッチでつなげるのもあれば、フェードアウトを利用したり、クロスフェーダーだったりとか。
とにかくこのつなぎが巧いDJは、イコールその人の技術はスゴイって思われますね。
このつなぎには、ミックステープの醍醐味がつまっていると言っても過言ではないって感じです。

あと大事なのは選曲。これはヒットしてる曲ならなんでもいいっていうわけじゃなく、それも「流れ」を大事にして、かつ聴いてる人の心を奪っちまうような 選曲をしなきゃいけないんですよ。
なんか新譜をひたすら集めてつなげたミックスも聴いたことはありますが、やっぱ聴く価値がないっつーか、ホント新譜チェックに使うくらいのもんでした。作品ではなかった。
できる人たちは、そこで自分のレコードコレクションを自慢するかのような、渋すぎる選曲。どっから見つけてきたんだよってレベルの、誰も知らないような曲を、サラッと ミックスに取り入れられるわけよ。ホント次はどんなのが来るんだってドキドキさせるミックスこそが本物で、させられる人こそが本物だとオレは思ってます。

さて、ミックスに使われる曲のジャンルって、ほぼヒップホップ、R&B、ソウルくらいかな。ハウスとかは分かりません。
やっぱDJがやるわけだから、そんな感じのジャンルなんでしょう。必然的に。
みなさんはこのジャンルの曲はとっつきづらいとか思ってませんか。まぁただでさえ洋楽なのに、その上いかついファッションの人たちがやってる音楽なわけだから、 確かにそれもうなずけますね。でもロックは洋楽も人気なのにナゼヒップホップはコアなのかって不思議っす。
そんなわけで、ますますオススメしたいのがミックステープなわけなんですよ!
ヒップホップなんてわかんねーよって人も、手始めにミックステープから聴けば、ブラックミュージックの魅力も分かるし、この曲は誰が歌ってるんだって分かるから、 知識も自然と増えていきます。オレも右も左も分からない時期は、ホント重宝してました。ミックステープのおかげで知った人たちも結構いますし。
だからミックステープを選ぶときは、誰の曲が入ってるかとか気にせずに、「ジャケがかっこいい」とかそういう理由で選んじゃえばいいと思う。
そんで、聴いてみたらマジ良かっただとか、すげーいい曲が入ってたとかなれば、その買い物は成功ってことよ。
そんなわけだから、まずは一度手を出してみてください。新しい世界が広がるって。


初級編に、フェードイン!


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