MIX TAPEのスゝメ 初級編
さて初級編行きますか。
こっからはオレが今まで聴いてきたミックステープの中からオススメをいくつか紹介。とか言って、そこまでたくさん聴いてきたわけじゃないので、あまり偉そうなことは
言えませんが・・・。（05/7/17現在）
まずは、キング・オブ・ディギンの異名を持つ、MURO氏から一枚。
この方は、今までに無数のミックステープを世に送り出してきたわけだが、もちろんオレはその一部しか聴いたことはない。
でも一部しか聴いていないのにも関わらず、この方の偉大さを思い知ってしまった。
なにしろMUROの最大の魅力はその引き出しの多さにある。MUROのレコード所有数はなんと5万枚以上。てゆーかいまだに増えてる予感。
その莫大なコレクションの中から、常に最善のものを選び出す眼力はすさまじいとオレは思う。
だって彼のミックスなんか、聴いたことない曲ばっかだしさぁ。クレジット見ても、「誰？」って感じだし。それでいて、全てよい曲だったりするし。
プロのDJもムロのプレイやミックスには注目してるそうです。そりゃそうだ・・・。
彼のもう一つの武器が「つなぎ」。これも巧い。スムーズって言葉がこれほどまでに似合うミックスはないよ。
彼のつなぎの特徴とも言えるのが、元ネタと、それをサンプった曲を、マジものの見事につなげちゃうって技。
ホントつなぎ目がわかんねーよってくらいだよ。初めて聴いたときはマジで感動したわ。
それによって、あ、これが元ネタだったんだとか分かるし、知識も増えまくりだね。
そんなムロの作品の中で一つ選ぶとすれば、迷うことなく『70minutes of funk』。
もう、もしこれがカセットテープだったら擦り切れてんだろってくらい、大げさじゃなく聴きまくりました。
まだ洋楽初心者だったころの自分には、衝撃が強すぎたし・・・。
とにかく入りから聴いてる人の心をつかむキャッチーな選曲。前半はヒップホップ、R&B中心に進む。
最大の山場はF『Around The Way Girl/L.L.Cool J』から始まる怒涛の名曲ラッシュ！
特にI『World Famous/Malcom McLaren』、J『Buffalo Love/Malcom McLaren』はヤバイ。本気で生きてて良かったとか思った。
音楽聴いてて、そう思う時ってのがごくたまにあるんだけど、これは数少ない瞬間の一つ。ほんと、マルコムって誰だオラァって感じ。
なんでムロさんは知ってんの？持ってんの？ただただ脱帽です。
その後もジャクソン5と、それを元ネタにしたEric B.&Rakimの曲の流れ（曲順は逆）も良いし。
そしてラストはS『You Are The Universe/The Brand New Heavies』！！クハッ、ラストに・・それですか・・・。
誰もが一度は聴いたことがあるこの名曲。オレでも分かる英語で、ストレートな言葉ですね。ラストまでサイコー。
墓場まで持ってくCDです、これは。
続いてはR&Bと言えばこの人、DJ KOMORIから『DRAMATIC DOMEMIX』。
これは完全なジャケ買いだったんですが、限りなく当たりでした。
ぶっちゃけ最初の二秒くらいで絶対当たりだって確信しました。だって、やべぇよ、いきなり鳥肌立っちったもん。
ちなみにこのミックスに出てくるアーティストは皆、イギリスの人なので、1mmも存じ上げません。だから曲名とかも上げないね、スマン。
一曲目はとりあえずサイコー。てゆーかコモリさんマジつなぎ巧いッスね・・・。
ムロさんは色々テクで魅せてくれたんですが、コモリのつなぎは手堅く、鬼スムーズ。ホントに曲間が分かんねぇ・・・。
正直どっからがこの曲で・・・みたいなのが分かりません！（どーん）
だから曲紹介しないって言っても過言じゃないってゆーか、そういうことです。（どーん）
しかもオイラはだいたいiPodに落としてから聴いてるから、普通に何曲目とか分かんなくてさ。
ちなみにこのCD最大の見せ場は多分開始20分くらいのところ。オレはここを聴いて、上のCDの時にも感じた「生きてて良かった」感に襲われた。
これはヤバイって。どんだけスムーズなんだよ、世の中にはこんな音楽があるんすねって本気で思った。ちなみにつなぎの部分なわけだが、
もう聴いて感じてもらいたいよ。二つの曲が本当に一つになってるってのが分かるから。いいか、開始ちょうど20分だぞ。
つーわけでこのCDも必聴。
三枚目はジャンルレスな一枚。『DJ SPINNA/RAIDING THE CRATES』。
そう、あのスピナが回してるんだよ！マジこれは感動の一枚。
どのジャンルにも属してない音楽。つなぎも抜群。こいつはヤバイ。聴いててテンションがどんどん上がっていく感じ。
前の二枚と違って歌ものだけじゃなく、インストも多く入っていて、ノレます。
このCDの見せ場はF『BAGHDAD CAFE(CALLIN' U)』からI『BE RIGHT THERE』までの流れ。美しすぎる・・・。
ちなみにさっきつなぎも抜群って書いたけど、ホントにやばいよ。全部で24曲入っているんだけど、
ぶっちゃけ1曲だろって思うから。それぐらいスムーズです。泣きますよ。
あとスピナの選曲もすげーしなぁ、聴いた当初はマジに驚きましたから。ちなみに知ってる曲なんて一曲も無かったです・・。
この一枚は、純粋にただいい音楽を聴きたいって思ってる人にオススメします。
さて最後にもう一枚、これは『HARLEM Ver.2.0』のおまけで付いてきた、DJ MISSIEによるミックスCD。
おまけのくせにこのクオリティーかよって脱帽の一枚です。
今までの三枚に関しても、毎回のように「つなぎがうまい」とか書いていたオレなわけですが、
そんなオレが、一番つなぎが巧いと感じたのはDJ MISSIEです。これは迷いなく。今までの三人も当たり前のようにやばいんだけどね。
ただこの人は、色々技が多彩で、マジ曲ごとに魅せてくれます。この技量は他の追随は許さないだろうと・・・。
選曲はもうキャッチーな曲ばっか集めてて、そりゃいいに決まってんだろって感じですが、それもMISSIEのスキルの引き立て役になってしまってるのか！？
って思うくらいだしねー。残念なのは、進めといて誰も手に入んないんじゃないか疑惑。おまけで限定だからなー。
もし聴きたかったら貸しますから・・・。
と、こんなもんです。オレの今のところの経験ではこれが精一杯ですわ・・・。
基本的にオレはつなぎ重視なのかなと自分で書いてて感じましたが。
でも人それぞれ楽しみ方はあると思うんで、まずは聴いてみてください。
また、成長したら続きでも書こうかなぁ・・・こんな駄文を最後まで読んでくれてありがとです！では。
