もんじゃセレブリティとの邂逅


例えばポイント練の前日、もし旨いものを食いに行くチャンスがあるなら、あなたならどうしますか?
ん、オレ?いやいや愚問でしょ。

というわけでグルメ班が今回攻めるのは「もんじゃ焼き」。東京の庶民の味をどんだけ味わえるかが今回のテーマ。
当初は本場「月島」に派兵される予定だったのだが、なんつーか残りHPの関係で断念。
やはり頼れるのは魔都・SHINJUKU。新宿鮫って感じ。
そんでもって、最初に行こうとした店は空前の混み具合を見せていたので断念。
のっけから断念続きで、メンバー一の盛り上がりをみせていたキング・トシキも興味が「大人のコンビニ」に移行。
「いやー、行きますか!!」だからそっちじゃねぇって!!

んで結局全国展開風味の店に妥協することに。まぁしょうがないさ、オレ達はどんな環境でも生き残ってみせるから。
まぁね、この店は空前の空きっぷりだったので、一抹の不安すら隠せずにいた僕達だったが、メニューに「食べ放題飲み放題(生ビール付き)」があったので 即テンションうなぎ上り。オレ達はビールがあればいいのか!?

最初はジャブがてら「明太もちチーズ」、「豚生姜焼き」(オレ希望)、「・・韓国の辛い感じのヤツ」の三種類をセレクト。
ここから、りょーちんの一人舞台が始まった・・・!!
いやーさすが某お好み焼き店の店長に将来収まる男。手つきが違う。
トーシロのオレは手も出ない。つか出す気無し。もはや食う以外にやること無しか!?
まぁキングもやろ、とか油断してたら・・・あぁ!キング・・お前もか・・・。


オレを残して二人はいい感じにもんじゃを作る・・・。まず出来上がったのは明太もちチーズ。見事すぎるだろ!
まぁなんて言いますか・・・ビールとよく合うわ!!
昔の子供たちはもんじゃをおやつにしていたそうだが、ビールを飲まないなんてもんじゃの8%くらいしか味わえてないのと一緒やんってこと。
大人になってよかった・・・。

次に仕上がったのは、すでに記憶の中から名前が消えてしまっているくらい忘れたい一品。辛いヤツ。
オレはな、辛いのダメなんだよ。「中本」とかもう一生行きたくないのよ。
だからパス。残る二人は中本フリークのため、辛いものも余裕。なのだが・・明らかに顔色が・・・?
ホ「おいおいお前ら冗談だろ?」
りょ「いやそんなまさかね、辛いわけ無いじゃん。」
キ「いやーいけるっしょ。」
ホ「いやいやあんたら・・・。」
りょ+キ「ホリが食わないとか、ありえないよね?」
的な若手芸人ノリなやりとりの後、結局ぽっくんも食うはめに。売られたケンカは買わなきゃね☆
・・・。
・・・ハハッ。もう顔見りゃ分かるだろ的な。


・・・気を取り直して・・。
一個だけオレが作ってみることに。
しかし、オレが不器用な事くらいみんな分かっているわけで。
怒涛のダメだしを受けながらなんとか土手を作る。も、汁を入れたら漏れたので失敗。
あれ、この空気は何?
その後「もうタイミングがわかんねーよー。」とか駄々をこねると、りょーちんから神様のような一言が。
「キャベツと会話しろ。」

うわーどんだけまぶしいこと言ってんの?カッコよすぎます。やっぱ鉄板一枚でのし上がっていく男は違う。
その後はキャベツと会話する特殊能力を持ち合わせていないオレは静かに焼けるのを待って一気に食う役に従事。
これはこれで大変なんだぜ?


ビールももんじゃも進み、いい感じにまったりしてきた頃、店内はいつのまにか満員に。
イエーイとか写真を撮っていると、隣の席から
「わいも撮ってくれー」と声が。
え、Y野さんですか?と思ったら怪しげな兄ちゃんが。
ためらうことなく写真を撮ると、一気にこの兄ちゃん率いる三人組とグローバルコミュニケーションがスタート。
「大学どこなん。」から始まり、「合コンにオレ連れてったら強いぜ。」「今度バンドでライブやんねん。」などとりとめも無い会話。
だが関西人だけあって実に軽快。オレ達もそれに乗っかる形で展開。
この三人組、関西弁の兄ちゃん、背広着たおっちゃん(東京人)、普通のお姉さんという謎の布陣を敷いていてオレ達も内心かなり戸惑っていた。
どんな関係?とか思っていたらそっちのテーブルでももんじゃが出来た模様。

「いやーオレもんじゃ食ったこと無いねん、うっわまずそー・・・
ってウマ!!!これウマ!
は、はえぇ・・・!!やっぱ関西は違う・・。
すると背広のおっちゃんが、
「もんじゃ食ったこと無いなんて終わってんなお前は。」的な発言をしてオレらも心を躍らせる。
それからはこのおっちゃんが会話の中心。実はこの三人組はおっちゃんが牛耳っていたのだ。
兄「このおっちゃんアナウンサーとかと会ってんねんで。ウッチーとか。」
オレら「どんだけっすか!!つか何やってるんすか!」
お「まぁよ。」
オレら「アヤパンは!?」
「あぁ、アヤパンは二回やったね。(どーん)」
!!!?
ハンパねぇ・・・ここらへんの会話は正直うろ覚えなんだが、二回やったは聞き逃さなかったオレ。
いやー世界ってひれぇ・・・。
兄「わいは中野美奈子が好っきゃねん。」

まぁおっちゃんの職業は分からずじまいだったが、一学生であるオレ達は知らないほうがいいかもしれない。
「バカヤロウ、お好み焼きってのはこうやって焼くんだよ!!」とか言ってオレ達にマジ旨いお好み焼きくれたり、 写真にも快く応じてくれたり、やはり只者ではない。つか大人物だろ。そして最後は・・・
「あ、隣の三人に生ビールあげて。」



あざーす!!!!このご恩一生忘れません!!
東京って、暖かいんだな。オレ、ちょっとこの街のこと好きになっちゃったよ。

ん、おやおや、僕の前にビールがたくさん置いてありますが。
ハッ!!二人のしたり顔が・・・!!


分かりましたよ、飲みますよ・・・。
今夜はビールが水のようだぜ!!!


今回もだいぶ楽しめたんじゃないかと思う。
あの三人組が熱すぎた・・オレらが押されましたからね。
オレ達もまだまだ修行不足ってこと。グルメの道は険しいぜ。
じゃ、カラオケ行きますか!!!


やっべ、アシッド歌えないのにアミーゴはいけるオレ。
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