a 人はどこでも寝れるってこと。
ROCK IN JAPAN FES. 2006 一日目


いよいよ・・いよいよやってきましたよ、この日が。
ロックの祭典、
ロッキンジャパンフェス2006!!イン・・・HITACHINAKA!!!
お前ら最初に言っとくと、「天国」と書いて「ひたちなか」って読むらしいぜ。


しかし船出は順調ではなかった。
なにしろ前日はZEPPでオールフロントゾーンで大はしゃぎ。
結局家に着いたのは午前の一時。
ちなみにひたちなかに行く前に、今回のパートナー、でむの最寄り駅まで行くのだが、出発予定時刻は午前二時。
・・・ROCK。
時間があまりにもないので、仮眠はとれず、とりあえずめざましをかけて「めいそう」に励む。
だがやはりHPは600も回復するわけなく、むしろ中途半端に意識を失ったので、逆に疲労がたまる結果になった。
しかし自らを鼓舞しつつ出発。
でむと合流するまでは一人カラオケで平静さを保ち、合流後はひたすらしゃべることで寝ることを避けた。
が、常磐道にのるころには意識も限界に。
だがこれから地上の楽園に向かおうとしてるのに、本物のヘブンに行くわけにはいかないのでね・・。
よく眠気を覚ます仕草に、首を振るっていうのがあるけど、あれって本当にやるんだね。
しかし道が空き過ぎて、平均140km/hでの走行になってしまったのはきつかった。生まれつきのスピード狂なのさ。

常磐道を降りると、いるわいるわ、”仲間”達が!!
最後の気力を振り絞り、仲間の後を走ってなんとか会場の駐車場に到着。
ただただ安堵ですよ・・・。



ひたちなかの空はきれいでした・・・。

さて、初心者の僕らは、しどろもどろしつつ入場ゲートである「翼のゲート」の前に到着って・・
人多っ!!!



まさか朝も七時からこんなに人がいるとはね・・・ロッキン、舐めたら痛い目見るぜ・・・。
なーんて、とにかくそこからの二時間が死闘でしたよ。こっちは一秒も寝てないのに、日差しはガンガン。
とにかく二人のテンションは、こんなんで三日間やっていけるのか的低さでしたね・・。意識を保つのがやっとさ。
ま、気づいたら10分くらい寝てましたけどね!




そして9時、ようやく入場を果たし、夢のリストバンドをがっつりはめて「テントの森」へ。
自分ら初心者ですけど、しっかりクーラーボックスもシートも持ってきましたから・・・。
ナイスアドバイスはりょーちんでした。



場所取り後はオフィシャルグッズにアーティストグッズと、お買い物を満喫。
そしてカウントダウンで見事に逃したみなと屋の「ハム焼き」を堪能。
胃が瀕死状態のでむすらうならせた一品でした。あー、ライブ始まってもいないのに幸せだっつーの。
これがフェスなんだね。雰囲気、空気、それだけで十分楽しめるのがフェスなんだって、早くも感じてしまったよ。




しかしやっぱライブを観なきゃ始まらない!一発目はそう、
ライムスター!!
オレは、日本人で一番かっこいいフロウをかませるラッパーはマミーDだと思っているが、
生マミーDはやはりハンパじゃなかった。速いっつーの!
ホントにカッコよかったわ〜。
宇多丸の

レイクステージの他のアーティストのパフォーマンスは”ほのぼのレイク”ですよ!発言も笑えたね。

もうステージ捌きがさすがはキング・オブ・ステージ!
後半スクービー・ドゥーとの残念なコラボがあったのが、それこそ本当に残念だったけど、まぁ一発目はこんなもんでしょ!
いい感じにテンション上がってきましたよ!!

で、
シートで寝る。

寝てる間にサウンドオブフォレストから、DEPAPEPEの心地いいサウンドが聴こえてきて大満足。
そりゃあ寝れるわ。

一日目はわりと見所が少ない日なのだが、それでよかった。だってずっと眠いんだもん・・。
D介さんが「オズマやろ。」とか、でむが「クレバ行きますわー。」とか言ってもオレ動けないよ・・・。



なんとか態勢を立て直したころには、オレは一人になっており、仕方なくとぼとぼとフォレストへ。
そこにサラッと現れたのが
Caravanその人だった。
なんかすげー爽やかにカッコイイ!!
要チェキですな。
ちなみにその後現れた
少年ナイフは、もう何も言うまい・・・。

眠気も治まってきて、いよいよ一日目の楽しみの一つ、
THE BACK HORNの登場だー!!!
レイクに単独で乗り込み、しかしまだ体がだるいので若干後ろ辺りでスタンバイ完了。
一曲目は何やんのかなーとか思っていたら、
”コバルトブルー”!!
これは本当に震えた。マジかっこえー!ボーカル山田の狂った動きもやべー!!
今、オレのフェスが幕を開けたって感じ。
あんまりはしゃがなかったが、心はすでにダイブするくらいの勢いでしたから・・・。


その後グラスステージへ移動して
平井堅ですよ!
いきなりの
”POP STAR”でオレ達のハートはすっかりキャッチされたわー。
続けて
”思いが重なるその前に”、”楽園”(ニューアレンジ!!)と殺人的なバラードを連発!

ロック魂のカケラもない男ですいません。

と、謙虚なこと言ってたけど、
全然関係ないじゃん、そんなの!!
一人で何万人もの人の心動かせる時点でロックだっつーの!
そしてラスト、バックのメンバーが去り、平井堅はピアノを弾く。
曲は、
”even if”
泣いたよ。フェスで泣いてもいいんじゃない?
本当に、この歳になるとこの曲の歌詞が響くのね・・・。
とにかく泣きましたよ、私は!感動をありがとう、KEN HIRAI!!!




少しその後に
Dragon Ashも観たかったが、オレには最後に絶対に見逃せないバンドがあったので、グラスからは退散することにした。
そのバンドとは、もちろん
RADWIMPSでしょうが!!
ホント一日目の大本命、オレは今日こいつらを観に来たんだっつー話ですよ。
彼らがやるのは今年新たに作られたWING TENTというライブハウスっぽいステージなのだが、
行く途中にフォレスト、レイクがあるという、ちとグラスからは遠い位置にあるのだ。
ま、そのおかげでフォレストでの
MCUの少々残念なMCが観れたけどね。

そしてWING着くとそこには行列が!待たなくちゃ入れない。さすが・・人気はそこまできていたんだね。
ファンとして素直にうれしかったが・・このままじゃオレが入れないんじゃねーかくらいの不安はあったね。
当然仲間は共鳴してくれなかったので一人で攻めたが、行列で待ってるときの切なさは、言葉では言い表せないものがあったね。
なんとか中盤らへんに侵入することに成功し、あとはヤツらを待つばかり・・。
待ってるときはもう、「どうやってモートンに自慢するべ。」としか考えていなかった。

リズム隊が自らサウンドチェックをし、客が呼びかけると笑顔で応えてくれるという、かなりピースフルな場面に「いいなぁ」と思いました。
んでようやく登場ですよ、野田洋次郎!!
いきなり新曲の
”有心論”なので、全く分からないものの、流れに任せてノリまくる!
”セプテンバーさん”でやっとオレも本格的に参加できますよぉって雰囲気になり、

今日もみんなヨロシコ!!っつって始まった”4645”はマジぶっとんだねぇ。

”イーディーピー”、”なんちって”とアゲられてオレは幸せ気分。まわりもみんな幸せ気分。
本当はみんなと歌いたかったけど、オイラは音痴だから自重しました。でも気持ちは歌ってました。最高です。

そして一番好きな歌
”ヒキコモリロリン”に突入すると、テンションは最高潮!!
上がるわ〜。これだよこれ。今日は一日低調だったけど、最後の最後で来ちゃったね。

こういうフェスがあれば、音楽でみんなが一つになれば、戦争はなくなると思うんだよね。

お前ら、愛してるぞー!!

なんて、オレが言ったら死刑だけど、洋次郎が言ったら全然アリなのな!タメなんですけど・・・。

最高にピースフルな中、アンコールは・・
”最大公約数”!!

やっべー、そういやこの曲を忘れていた・・・。

君が思うこと、それが同時に僕が思うこと。そんな奇跡は必要ないよ。

別れる理由三つあるなら、別れない理由100探すから・・・。

あのね・・・また泣きましたけど。

年々涙もろくなっているとは言え、一日に二回も、しかも音楽に泣かされるなんて・・。

なんて幸せな一日なんだろう!!

歌い終えた野田も泣いてたよ、ありがとうって泣いてたよ。
てめー泣かせんじゃねーよ、タメだろうが!!
これからも頼むわ!!
WINGからの帰り道、女の子がみんな泣いてる中、ハタチの男も泣いてて若干恥ずかしかったです。
でも、幸せでした。
何度も言います。

幸せでした。

一日目はほとんど激しく動かなかったけど、こんな幕開けもいいのかな。
てゆーか初日はこんなんでいい。そう思った。
ピースフルでした。

しかし明日はそんなことは言ってられない。
勝負の一日ですから。
明日は全て置いてくるわ。


〜本日のベストアクト〜

1位・最大公約数/RADWIMPS

2位・even if/平井堅

3位・コバルトブルー/THE BACK HORN


そぼぅろぅ・・・自分観てませんから!!
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