the band apart SMOOTH LIKE BUTTER TOUR

@新木場STUDIO COAST


箱根予選の激走から三日後、男は新木場に立っていた。
夢の島で練習??ノンノン。

バンアパツアー@新木場参戦決定!!

ってことですな。
正直陸上以外で新木場に降臨したのは初めてでげすよ。


今回のスペシャルサンクスはもちろん”りょーちん”こと大塚さん。
りょーちんは早めに会場入りするも、Tシャツのサイズミスで散財するというなかなかの滑り出し。
一方のオレは、直前まで研究室で英語と戦っていただけでなく、
予選会からの足の甲の痛み等々とも戦っていた。
二人とも満身創痍のなか、いざ新木場STUDIO COASTへ!!




おぉこれが!!
想像以上にヤバかっこいいすね。
夢の島の反対側にこんな素敵なところがあるなんてね・・・。

物販でスムーズにTシャツを買い、18時に入場。

りょーちんが迷い無くビールを頼み、オレは迷い無くオレンジジュースを頼んだ。
だが、このあと別のオレンジがオレ達を苦しませることになる・・・。


コーストはZEPPとかAXより”粋”な雰囲気で、赤のスピーカーとか、リッチなVIPルームとかマジ気に入ったわ!

今回はオープニングアクト有りということで・・・緊張して待つオレら。
とにかくオレはオープニングアクトにいい思い出が無い。
バンアパにはありえないキーボードがステージ上にあることから、
オレ達の間には様々な憶測が飛んだ。

・・・フジファ何とか?いや、ゴーイングか!!?
違う、ポリだ・・・。

まさか
X-JAPAN!!?

いずれの想像も、どのバンドもワンマン開いて客呼べるレベル(フジファ以外)なので却下。
最終的には、もう悟りを開いた。

そう、
アイドル☆パンチさえ来なければいい。

そして19時。
現れたのは・・・謎の5人組。
ちょっと見は外人だけど、こいつら誰?

そのまま演奏開始。
5曲目くらいで徐々に気持ちよくなり始め、少しバンアパっぽくもあったため、
神経が麻痺してきて、「もうこいつらでいいんじゃないか」っていう考えさえ一瞬よぎったりもしたが、
7曲目を終えてもなかなか帰らず、しかも「new song...」とか言って新曲を始める始末。

いやーあなた新曲言うても、僕ら全て新曲にしか聴こえませんけども・・・。
というか英語しゃべってる上にMCでカンペ見ながら日本語しゃべってるから、あなた方は外人なんですね。
結局この陽気なアメリカン共は、10曲くらいやって、気持ちよさそうに帰っていきました。
あれ、今日は対バンだったっけ?オープニングアクトなげぇ!!


で、
えーと、すまん、誰だっけ?

お前ら名乗ってけ。



そして、遂に、念願の、
the band apart登場!!

いやーオレはあなた方を待ってたんですよ。
マジかっこえぇ・・なんかもうこの四人の配置を見てるだけで泣けてくるわ。


って、いきなり
”real man's back”すか!!

飛ばしすぎでしょ!!でも最高!

続いてサードから
”sometimes”、セカンドの”coral reef”と気持ちよさヤバい!

一息ついたところでベースのおっさんトーク開始。

「いやーmock orangeよかったね、感極まっちゃったよ。」

あぁ、あいつらmock orangeだったんだ。
いや、僕は感極まりませんでした。確かにカッコよかったけどね。

「あいつらクソみたいなヤツらですけどね、愛してるんですよ。

 でも、経費削減のために明日アメリカに帰すんですよ。」


と、愛してるけどぞんざいな扱い。
さすがや・・・。

その後、セカンドとサードからの曲をいい感じにやり、でも合間に、
この前出たシングルからの
”Shine on me””Moonlight stepper”をやった時には震えたね。
生で聴くと激ヤバっす!!

そして・・・ん、このドラムは・・・!

”higher”やん!!

感動!!マジ大暴れ!!
バンアパのライブはややおとなしめで、心地いいんだけど、たまにはこういうのもありだよね!!
てゆーか”higher”でのれないヤツは帰れ。
おっと、この足の痛みは・・??
まぁいいや!!飛べ飛べオレ!

気持ちはまさに
T・O・K・U・I・徳井!!!とほぼ同値。

爽快・・・。
唯一の後悔は、サビ入る直前の「ワン・ツー!!」に参加できなかったこと。
やるならやるってお前ら教えとけや!!

「オレ達はね、クソみたいなもんですよ。

 でも今日は感動しちゃいましたよ。

 皆さんに感謝ですよ。

 感動しすぎて今日は面白いこと言えないけどいいでしょ??

 
ただのデブが汗かいてるだけで十分面白いでしょ。


このMCの感じがたまんねー。
この四人マジで自然体だよなー。
仕事じゃなくて、趣味で音楽やってるって感じが本当によく出てるわ。
しかも仲よさそうだし。
ベースのおっさんの演奏中の楽しそうな顔見てるだけで、こっちも笑っちゃうよ。

「じゃあ古めのからもいきます。」

来た来た、ファーストからの選曲!!

それはもちろん・・・
”Eric.W”!!!

この日最高潮の盛り上がりはここだったね。
いやーホント箱根終わっててよかった・・・。
終わってなかったら後方待機だったわ。

ま、軽く何かが悪化しましたけどね。


”Beautiful Vanity”でさらっと締めてまずは終了。

もちろんアンコールでしょ!!

”Stanley”、”from resonance”でまったり、でも鋭く決めて、フィニッシュ!!

するわけないやろがー!!

ということでダブルアンコールでございます。

これにはボーカル荒井さんも動揺を隠し切れない。

「えーと・・・どうしようか・・・。」

予測してなかったんかい!!

でもやってくれましたよ。
ラストは
”K. and his bike”

これで締めるとかマジで渋い。
最後まで気持ちよかったわー。
ダイブゼロと、かなりピースフルな雰囲気も最高だった。
残念なくらい歌っちゃってるヤツが2名ほどいたのを除けば、もう文句なしのライブでした。


ありがとうバンアパ!やっぱこいつらのワンマンは最高・・・って、今日は対バンでしたっけ??

モックのおかげで帰りはすでに10時半。モックのせいで。
本当は馬場のぶぶかで油マヨネーズを食いたかったが、光麺にせざるをえませんでした。

mock orangeのせいで。

ま、普通にカッコよかったけどね。


僕は踊り続ける。夜が明けるまで。
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