蔵王 愛の劇場


2007年8月5〜9日。
まぁ世間一般では、ロッキンとかきもだめしとかがあったそんな時期に、我々長距離パートは、
昨年に引き続き山形県蔵王にて、第一次合宿を行った。

最初に言っておくと、去年は写真2枚しか撮らなかったのに、
今回は40枚近く撮りました。
そんだけの合宿だったってこと・・・。
そんな感じで行くぜ!!


今回はシンプルに進行していくよ。
お前らさ、何事もシンプルが一番なんだよ。
この合宿で一番タメになったことだよ、それが。

まずは初日、もちろん今年も運転しますよ、400km!!
じゃあいつもどおりメンツ紹介しまーす。
助手席に弟子を乗っけて、後部座席にはあきちゃんとあと四年二人(
敬称どころか名称も略)。



まぁこのメンツだと、野村、緒方、前田、江藤が揃っていた頃の広島ばりに安定感があるので、
行きの運転に関しては・・・波乱は無しだ。


着いて早々にいきなりの20kmペース走。
だがな・・・今回のオレはしっかり準備して臨んでいるんだ。
この程度では・・ってこの疲れは何かしら??
その原因は、練習前のコースの下見かもしれない。
一番蔵王に精通してる男・K内(今話題の
ランパン王子)の迷走によって、
ほぼ全員の体力は絶妙に奪われていったのだ。
結局一日目の夜の妙な疲労感、これが合宿中で一番だったことが分かるのは、四日後のことだった。


二日目。
本日は宿から少し離れた坊平高原で練習。
思い起こせば坊平。
実際問題あそこのクロカンはダボなんとかを遥かに凌ぐS級妖怪だった。
それにも増していかつかったのが、移動の過酷さだった。
いろは坂レベルのカーブの連続に、荒すぎるマイクロバス。
あれだけで十分練習になっちゃうくらいの追い込まれ具合だったんだ。
今年はそれを警戒して、マイキューブにて移動。
助手席に音楽界のドン小西ことモートン閣下を乗せての移動だ。
閣下は、その移動中に流した『めちゃエモーショナル』をいたく気に入られたご様子。

「うん、まぁ悪くねーんじゃねーの?」

どんだけー。

ちなみにラッドの”愛し”のいいところで現地に着いてしまったので、
この日の練習のモチベーションは、二人とも「早く練習終わらせて”愛し”の続きを聴く」であった。



というわけで午前の練習・・は、鮮やかにカット!!(理由:タレたから。)

まぁなんにしても、今回の長距離合宿は妙に楽しかったので、昼休みに入る前に撮影撮影♪




で、午後は例の仙水レベルのクロカンコースで18kmペース走ですよ。
めちゃめちゃきついんですよ。
最終的には閣下を大きく突き放し、NISHIと共にゴール。
なんていうか、「もう一回走れって言われたらそれは無理」って感じ。
閣下はオレに対してオーシャンズばりにリベンジ誓うし、はぁ厄介。

ちなみにこの日の夜辺りから、ミヤパイの行動が怪しくなっていった。
ついでにオレはK-1の西山茉希ちゃんに悶えていた。

茉希ちゅわーーーん!!



変態?なんとでも言えよ。
きもだめしよりマシだ。


さて徐々に疲労の見えてきた三日目。
この日は午前練のみで午後はフリー。
そんな僕らの、本日のモチベーションはもちろんアレだよね。

コーヒー牛乳☆

そもそもコーヒーは、利尿作用があって水分を奪ってしまうので、普段はあまり飲めない。
しかし午後に何もなければ飲んでもOKですよね!!
ってことで、コーヒーに魅せられた男たちは、信じられない力を発揮し、厳しい午前練(20kmPR)を乗り切った。

そして、コーヒーに魅せられた男たちは、信じられない力を発揮し、光り輝くコーヒー牛乳を飲みきった。(完全に韻踏みましたけど。)




オレに関しては、あえて雪印ではなく小岩井にした上に、
一気飲みシーンを動画で撮影することにも成功したのだが、
いかんせんアップする方法を知らないので無念のカット。
誰か知ってる人は教えてください。
その際、youtubeとmixi動画は使いません。


午後はフリーとはいえ、我らが鬼軍曹・ミヤパイがそんなに甘いわけが無い。
ミヤーズ・ブート・キャンプにすでに参加してしまっているオレ達は、彼に従うほか無いんだ。
その先にあるのはそう、
ビクトリー・・・。

ってことで、「フリーだけど最低1時間はジョグかウォークしましょう。」という指示に対し、

「怒れる三人組(何にって?これ以上言わせんなって)」こと、オレ、S場、つっちーはしっかり
10分くらいウォークしました。

おっと、軍曹には「1時間しっかりウォークしたよ〜。」って言ってあるから、
ここで書いた事はナイショだぜ☆

まぁ温泉街をひと通り歩いて満足した僕らは、
S場たちの部屋に行って、まったりトークさ。
思えばここ辺りから、僕らは固い「絆」で結ばれ始めたんだよね。
きっかけ?怒りだってば。
トークは夕食後の風呂までもつれ、
遂にはすんげーことになりました。
僕ら三人、一蓮托生です。


いよいよ終盤、大詰めの四日目。
今日も坊平へ移動。
が、宿がマイクロバスを出してくれないという事態に。
ハイエースクラスを貸してくれたので事なきを得たが、

箱根ランナーが運転するってどんなチーム??

とりあえずオレがキューブで引っ張ったんだけど、
後ろからのプレッシャー(てゆーか車間距離)がハンパねぇ・・・。
断言していい、今年もヤツは、箱根を走るだろう。
もちろんオレも、箱根に車で行くだろう。

さて練習。
この日は午前からいきなりクロカン。
ぶっちゃけ「登る機能」を失っている僕らとって、あの登り坂は傾斜80°に見えたんだ。
もちろん真っ赤なウソです。
ただホントに後半になればなるほど、どんどん足が動かなくなっていく恐怖。
それを乗り越えたオレ達は、すげー強くなれると思う。
ちなみにリベンジを誓った陸上部のジョージ・クルーニーことモートンは、
終盤までオレの後ろで体力を蓄えて、最後にぶっ飛ばしていきましたとさ・・・。

別に・・悔しくなんてないんだから!!(ツンデレ)

注:T本「それはツンデレじゃないです。」(きっぱり)


最恐の練習を乗り越えたあとの昼休みはまさに至福。
ヤナさんなんて全裸でゴキゲンだぜ!!



一方僕らは、二日目にたまたま坊平の施設の中で見た昼ドラマ「子供の事情」にハマってしまい、
三日目は宿で、そして今日は再びその施設内で鑑賞会。
そうそう、この日の午前練のモチベは「子供の事情」だったんだね。(オレとミヤ限定)

食い入るようにテレビを観るオレらと、実況スレ(この施設にはパソコンもある。)と同時鑑賞するモートン。
みんな、
「最後の夏」です。えーやん、ドラマくらい。




あとはもうノリと気合で乗り切るのみ。
午後の400m×10では、逆リベンジを誓うオレの見事な勝利。
が、特攻隊長ヤナには惜敗。
まぁいいや、久々に気持ちいいスピード練でした。

終わったーっつーことで記念撮影。
四年は二度と蔵王なんて来ねーって心に決めてるから、切ない気持ちでフレームイン。
あれっ、おかしいな・・・涙が・・・
全く出ません。

はー、せいせいすらぁ。
てかマジ頑張ったオレ。




帰りは再び二人の箱根ランナー(正確にはオレは箱根ドライバー)夢の共演。

てか出発前のハイエースが、さながら
ラブワゴンになっていたので、
思わず撮影。
「オーライ」をさせたら右に出るものは意外といないことで有名な、源さんとも会えて感無量ですよ。
ラブワゴンのアイドル・宮ねぇは、キューブに乗ってました。
ちなみに写真で一番ファンキーな体勢の彼は、ヤナ(職業:自営業)です。
興味がある方はワゴンまで大至急。




最終日の前日ってことで、ミーティングもそれぞれコメント。
オレが言った事は本心だから、マジで頑張ろうぜ、野郎共。

そしてお楽しみのデザートタイムになだれ込むオレ達。
が、今までの合宿と比べて圧倒的に減った「甘いもの欲」。
今までで一番走りまくったのに、チョコとか全く食いたくなかったし、

なんていうか、
「皮肉だね・・・。」

若干幽白ネタが多いのは、出発前に幽白全巻実家で読んだからです。


ミヤパイの行動も完全に最高潮。
ちなみに疲れすぎて、オレの茉希ちゃんに対する性欲は全く無くなっていた。




そして、長かった戦いにようやく終わりが・・・念願の最終日。
といっても最後までしっかりメニューはあるわけで。
3回目の20kmPR。
コースを若干変えるかって話になったけど、
監督の一言でいつものコースでやることに。
その言葉とは・・そうだね、もうみんな分かってるよね。

つ「シンプルが一番なんだよ!!」

しみました。心に深く。
オレとしてはシンプルに10kmにしたかったんですが、やはりチーフは鬼軍曹でした。


んで、気迫とガッツと怒りを力にして、全日程終了!!!

この達成感、ネクストレベルですわ。
今までここまでやってやったって感じの合宿はなかったかもしれない。
量、質ともに最高だった。
なにより最高だったのは、お前らだよ、お前ら。
蔵王でオレ達が得たものは、「強い絆」なのかもしれない。
言いかえればそれは、チームへの愛。
長距離全員愛してるぜ。
いや、細川はとりあえずアゴ髭剃れ。





おまけ。
帰りは本当疲れました。
寝るのめちゃめちゃ我慢でしたから。
でも寝ないで済みました。
ただね、ずっと一定のスピードって結構きついんだよなぁ。
オレは、高速で「追越車線」から「走行車線」に移ることを、

「殺し合いの螺旋から降りる」って表現してるんだけど、

東北道は微妙すぎて、結局最後まで、殺し合いの螺旋から降りることは出来ませんでした。
そう、オレは武蔵。


ふぅ、長かった。
まぁこれ読んで、少しでも「楽しそう」って思ってもらえれば、最高です。
だって、楽しかったもん。

次は菅平。
・・・坊平の方がいいかも・・・。


閣下「『めちゃラウド』はまぁ、正直微妙っつーの?」
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