グルメ班関西遠征・二日目

恋するハニカミ製麺所編


前日は、寝不足と移動の疲れ、そして明らかに食いすぎたため、全員即就寝。
のはずが、どうやらりょーちんとキングは『ぷっすま』を観てから寝たらしい。
いやいや、てゆーかオレもそういえば観たわ!!って思ったら、
「いや、お前は途中で死んだ。」言われましたけど。
これじゃあA井さんちと一緒じゃん!!

というわけで二日目。七時半には起床。
まぁ僕ら、こういうときはしっかり起きれますから。
朝食はバイキング。本当は関西まで来て、バイキングなんて食いたくはないんだが、今後の予定を考えると食わざるを得ない。
なにせ体力勝負ですから・・・。
正直朝飯もなかなか旨かったですけど。

というわけで、二日目の予定は・・・

本場のさぬきうどんを食いに行こう!!

まぁ元はといえば、後期のある日、りょーちんとラーメンを食いに行った時の帰り道のこと。

「はぁ、ラーメンもいいけど、たまにはうどんも食いてぇなぁ・・・。」
「なんか香川の方のうどんが旨いらしいよ。」
「あぁ、いわゆるさぬきうどんでしょ?本場はやばいらしいねー。」
「・・・」

「行っちゃいますか!!?」

ま、こんな感じ。どっちがどっちの言葉を発したかは覚えてないが、ホントどちらからともなくこの話が出たね・・。
てゆーかね・・・
ホントに行くとは・・・。

ここらへんの行動力というかノリが、グルメ班のグルメ班たる所以なんだろう。
が、あえて言わせてもらいたい。自分達のことだが言わせてもらいたい。

バカだろ。

セイセイ、出発しますわよ。

移動手段はレンタカー。マツダのデミオ。
まぁ乗ってて思ったのは、最高に反応が悪い・・・。
後から父親に聞いたところ、やっぱマツダはレスポンスが悪いらしい。キューブ様の方が遥かにハンパねぇわ。

そこは激安レンタル代ってことで納得。
最初のドライバーには、私が任命されましたっていうか強引に奪いました。
直ちゃんとキングも免許持ってて、運転したがってましたが、僕が強引に運転席を奪ったのです。
いいじゃない、自己中だもの。

出発早々付属のナビが反乱を起こす。
なんつーか、こいつ
ウソついてるの。
道があるはずのところに無くて、無いはずのところにしっかりある。
そして本来曲がるはずの道の一つ前の角で「曲がってください」と指示する始末。
のっけからナビに振り回され、みんなの寿命が縮まったことは間違いないが、一番縮まったのはこのオレだろう。
なにせ大阪市内の道は戦場。殺るか殺られるかのギリギリゾーンなわけ。
そんなところで、どっちに行くか迷ってるとか自殺行為でしょ・・・。
結局一旦端に車止めて、深呼吸して、ナビをしっかり理解して、再出発。
まぁ結論から言えば、やっぱりウソはつかれたけど、なんとか環状線に入ることに成功。
これでなんとか目的地までは行けそうだぜ。

この記事書いてんのは春合宿後なので、自分首都高体験後なんだけど、それを踏まえて言わせてもらえば、

大阪の方が万倍こえー。

これ本当。
多分、東京はまだ関東人ばっかだから少しは譲り合いの心があるわけ。
ところがこっちはバリバリの関西よ。
ドライバーはみんな亀田興毅みたいなもんだから、初心者同然の僕には・・・。
散々1ラウンドKOされながら、命からがらSAに車を入れる・・・。
すでにオレは虫の息。

とりあえず腹減ったから軽く入れますか。
と思ったらキングが早速魅せてくれました!あーあ、凹んじゃったよ。
つか直ちゃん元気ねーけど・・・どうした?



なんと直ちゃん、携帯をホテルに置いて来た疑惑
それで元気無かったのかぁ。と思ったのだが、元気が無い本当の理由を知るのは、もう少し後のことになる。

体力の回復に成功したオレ達は、再び聖地さぬきを目指す旅に出る。
ぶっちゃけ環状線を抜ければあとはローカル感全開なので、運転は多少楽になる。
少し余裕が出てきた時、直ちゃんがホテルに電話。
が、携帯は見つからない模様。
もしかしてどっかで落とした疑惑浮上。
あー・・・ますます元気無くなっちゃったよ・・・。
と思ったら目の前に絶景が!!
明石海峡大橋!!



遂に僕らは淡路島に到着したんだね!!
つーわけで一旦淡路のSAに着陸。
しばらく観光を楽しみました。
ま、正直腹減ってて、店のラーメンでも食いてぇなぁとも思いましたが、そこは我慢だろ。
にしても景色最高だったわ・・・。やっぱ内陸国のオレにとっては、海は夢なわけ。ないじゃん。



淡路を十分に満喫したところで出発。今度こそいよいよ四国に突入しますよ!!
ぶっちゃけ淡路の道はつまらない。というか車少ないから単調で楽でした。
なんか無限にこの山景色が続くんじゃねーかって不安になってきたその時、もう一つの美しい橋が姿を現した。



あーと、えーとなんだっけこの橋の名前は

ま、そんなわけで遂に四国に到着!!
まさかあの時の戯言が現実のものになるとは・・・。
このときばかりは自分らに若さに感服ですわ。

で、さぬき市に着いたものの、僕らはもちろんノープラン。
これくらいは計画立てとけよって思うかもしれないけど、
オレ流だろ?

つーわけで頼るは行政。市役所を訪ねてみました。
すると本当に田舎の市役所はアットホーム。すぐにオススメの店を教えてくれました。
なんか教えるポイントが、「よく行ってるから」とかマジ地元っぽくていい。
ついでにさぬきうどんマップもゲットし、準備は整った。サンキュー市役所。
と言って立ち去ろうとしたその時、めっさきれいな女性とすれ違った!

・・・四国あざーす!!

やっぱ土地柄なのかしら、みんなきれいに見えるわ。
ま、ぽっくんこの後運命的な出会いを果たしますけど。

最初に言っておくと、僕ら
二時間で五食食いました。
いやーうどんがこんなに食えるものだとはね・・・。
まず挨拶代わりに訪れたのは、『』・・・うん、名前は忘れたよ。
市役所のおばさん御用達の、パンフレットに載ってない名店さ。
そこで普通のかけうどんを食ったわけですがね・・・
あかん・・・旨すぎる。
なんかうざいくらい旨かった。てゆーか食いやすいなー。
つゆまで飲んじゃいたいところでしたが、今後の事を考えて自重いたしました。
まぁこれが200円足らず・・・。
もうHa???としか言えない。
衝撃はまだ続く。
二軒目は『入谷製麺』。こちらは製麺所タイプの店ですね。
ここでは釜揚げうどんをセレクト。
まぁ熱いわ旨いわでてんてこ舞いですよ。そーいやここで揚げも食ったけどそれも旨かった。



ハイペースで三軒目突入。
オレらとしてはやっぱさぬきならではの「きじょうゆうどん」が食いたかったので、パンフで扱ってる店を見つけ出発。
程なく着きました、『多田製麺所』。つかこの町はそこかしこにうどん屋あるよな、当たり前だけど。

この『多田製麺所』が最高にヤバかった!!
まずはお目当ての「きじょうゆうどん」。これは本当にハンパない。
だってゆでたうどんに醤油かけてあるだけだよ?それなのに、結局今日食ったうどんの中で一番旨かった。
そして印象にも残ってる。やべーまた食いてー。
てゆーかこれで140円て・・・。
これに30円の卵まで入れると・・・殺人級。そして200円以下・・・ROCK。

んで、なによりヤバかったのがここの娘さん(推定21歳)。
もうね、無愛想っぷりが最高にROCK。
それでいて、案外かわいいやん!!ROCKなのにPOPな雰囲気もあるのね・・・。
うどんが出来上がったようなので、自ら取りに行こうとすると、
「あ、持ってくんで。」とがっつり拒否。
お金渡す際も、一切オレ達を見ようとしない。

・・・あ、好きだ。

何を隠そう、オレは性格が悪そうな娘が大好きなのです。
つーわけで惚れました。時間が経つにつれて、ますます好きになってしまいました。
だが時すでに遅し!!
あー、勢いで写真撮っとくべきだった・・・らしくねぇミスを・・オレは、なんてことを・・・。
でもいいんだ、将来は多田製麺所に婿入りするもんね。
今から楽しみだぜ!!



多田ちゃんに別れを告げたあと、オレ達はさらに二軒の店をまわった。
ひとつは『ぶっかけ屋』というチェーン店風味な店。
ただチェーン店風味でも十分に旨いのが香川の特徴でしょうか。
惜しむらくは、すでにフライヤーをあげちゃった後だったので、揚げたての天ぷらを食えなかったこと。
そしてラストを飾ったのは『マルタニ製麺』。
ここもすでに営業も終わりに差し掛かっていたので、揚げたては食えず。
今回学んだ事は、うどん屋は早い時間にまわれってこと。三時にはもうほとんどやる気ナッシング。
まぁ、五食目辺りはすでに限界だったってことは、好調のキングにはナイショだぜ・・・。



ここで・・・直ちゃん、
風邪引いてました!! ってことが発覚。
いやーここまで妙にテンション低かったのはそういう理由だったんだね。
てゆーか体調激ワルの中、五食ともしっかり食ったのは、オレ達に気を使わせたくないからでしょ・・?
ホント優しいよ、空気読めてるよ・・。そこが直ちゃんがモテる秘訣なんだろうね。
なんて言ってる場合じゃないので、無事任務も終えてますし、一路大阪へ帰るとしましょう。
ちなみに香川県内アンド帰りの淡路島までを担当したのは、
NO BRAKE,NO LIFEのキングでした。
加速はえー。
運転してないおかげで、今度はしっかり景色を楽しめました。
鳴門海峡の渦もしっかり見えたってばよ。



大阪市内は再び私が担当しました。
淡路までは車ゼロで気持ちよさそうだったのに、僕の時は・・・混みすぎ。
車内は後部でキングと直ちゃんが爆睡。
助手席のりょーちんと、SPEEDを流して小中学校の時の思い出なんか語りながら渋滞をクリア。
で、死に物狂いで大阪市内を駆け抜け、なんとかレンタカー返却の駐車場までたどりついたぜー。と、思ったその時。

「ガソリン入れ忘れたわ!!」

いやー、車内っていうかオレ激震。
すでにメンタルはタクシーの情け容赦ない攻撃によってボロボロ。
でも行かなきゃ・・・スタンドに・・行かなきゃ・・・。
その後の運転は覚えてません。
限界点突破してましたから。それほどまでに大阪市内の交通はハンパない。
今日だけで、オレが確認しただけで5回は命拾いしてますよ・・・。
ま、気づいたら車は返されて、ホテルに戻ってたわけですが。お疲れ、オレ。

帰った瞬間直ちゃんの携帯が見つかり、ホテルに対する信頼が少し薄れましたが、まぁよかったよかった。
そしてオレらは直ちゃんのために薬を買いに。
とまぁここで薬買ってまっすぐホテルに戻り、オレ達も看病しつつ休むところですが・・・セイセイ。
オレ達を甘く見るなよ、と。

病人がいても宴会します。

コンビニでビールやらつまみやら買い込み、ついでに露店でたこ焼きも購入。
ちなみに
32個1000円の『鬼詰め』なる商品があったので、
迷うことなく購入。ちょっと店員さん困った顔してますけど・・・。



そして宴会開始!!
いやー、すぐそばに風邪で寝込んでる友人がいるとは思えないはしゃぎっぷり!
僕らの無限の食欲は、一瞬で『鬼詰め』を片付けてしまい、
まさかの
『鬼詰め』おかわり。
これには店員さんも苦笑するしかなかった模様。
ついでにコンビニで直ちゃんのために「豚の生姜焼き」を買いましたが、店員がレンジの使い方を知らなかったため、
オイラの方が先輩なので教えてあげました。
まぁ直ちゃんもこの生姜焼きのおかげで次の日には完治だし、よかったわ。
生姜焼きは偉大なり。
そして数々のオレ達のいじりに耐えた直ちゃんも偉大なり。



健康組もしっかり『鬼詰め』×2を平らげ、つまりは三人で64個のたこ焼きを食ったことに。
もっかい言わせてもらっていい?

バカか。

いやー満足満足。
今日も存分に食ったべ。
運転の疲れもありましたし、就寝するとしましょう!

明日は最終日。
スイーツでも攻めますかね・・・、古都京都でね!


そろそろ限界が・・見えてきた。三日目へGO!!


うどん革命は今日。
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