物理学科 炎の日韓戦・後半

キムチ食いすぎてケツが痛いです編


朝、と言っても10時半くらい。
オレ達は目覚めた。二日目のスタートである。



りょーちん
「・・・もうちょい寝てねー?」

監督がそんなんでどうするんですか!!!
起きてください、行きますよ!!

今日はとにかく韓国に行った証拠を残すための一日である。
コテコテに食べまくる予定。
ってことで、一番栄えてる東大門、南大門周辺をダラダラ回ります。
移動はタクシー。
韓国はタクシーが異常に多くて、移動といえばタクシーって感じらしい。
確かに走る車の4割はタクシーだね、冗談抜きで。

ってことで、ホテルのフロントの人に書いてもらった紙を運転手に渡して、いざ出発。

運転手はもう明らかに「お前らの有り金全部置いてってもらおうか」気質の人で、
完全にボッタくられると覚悟しておりました。
が、少し遠回りされた感を醸し出しつつ、なんとか目的地の東大門で降ろしてくれました。
かなりの時間乗ったのに、一人あたり500円程度って・・・。
物価おかしい。

それより誤算は、
久しぶりに完璧な車酔いになったってことですね。



そんなオレをよそに、早くもりょーちんと俊希は屋台で食い物買ってます。
ここらへんはデパートが多かった。
デパートの営業時間、夜8時から朝の5時だぜ?
ホントに夜文化の国なのね。




そして少し歩いたところに、まずは目的地の一つ、東大門が!!

りょーちん
「はい、カムサハム・・・」

三人「ニダー。」



これだとちょっとだらしなくなるね、顔。


そろそろ朝飯でも食いますかってことで(正午)、東大門市場に到着。

もう色々な露店が軒を連ねている中、とりあえずビビンバですね!!
ご飯よそったお椀を渡され、自分で好きなだけ野菜を入れまくって、またおばちゃんに渡すと、
タレかけて細かく切って渡してくれるっていうシステム。
要はビビンババイキング的な。
色んな野菜とか入れまくりましたよ。
すんげー美味いの。



昨日の豚バラで先制点を奪われたオレ達は、今日も朝から追加点を許してしまいました・・・。
ショックに襲われるオレ達。
しかし立て続けにゴールネットは揺らされた。
そう、チヂミだ・・・。



サクッとしてるのにフワッ・・・。(さまぁ〜ず風に。)

いやーすんげぇ。
露店の数も、昼間っからマッコリ飲みまくってる大人の数も、
当たり前の様に売られているのに、異常に美味い飯のクオリティも、すげぇ。
早くも敗戦のムードが漂う・・・。

体勢を立て直すべく、次の目的地・明洞(ミョンドン)に向かうことに。

って言っても、僕ら前もって勉強もしてないし、位置とか全く分かりません。
そこで昨日ギリで買ったガイドブックの地図を頼りに、
りょーちんが連れてってくれました。
さすが監督・・・。
オレら全く手伝う気無し。
このスタンスが物理学科流。



この時辺りから、写真撮るたびに、
「うん、いい絵が撮れた。」
と言うっていうブームが到来した。

いい絵撮りすぎましたよ、今回。



で、道も混み始め、いよいよ「韓国の原宿」と言われる明洞に到着。
歩き疲れてクタクタになったオレ達の目に映ったものは・・・!!



スタバっすーーー!!

はしゃいだ。
韓国来て、初めて味わう「ホーム感」。
ようやくオレ達に流れが。



普通にスタバラテ頼んで、超まったり。
自分へのおみやげに、ハングルがぎっしり書かれたカップを買いました。
7000ウォンって高そうに感じるけど、実際700円いかないくらいだべ?安い。

あぶらも取って、じゃあ行きますか!!

3食目を飾るのは「冷麺」
ここまでもコテコテでしたが、これもまたスタンダードですね。

明洞の裏道にたたずむ
「ガイドブックにしっかり載ってる名店」でいただきました。
安全策。



なんかツユが甘いのね。
これまた超美味い。
辛味を後から加えて、さらにグー。
オレですら辛味を加えるなんて、やっぱり本場の辛さは優しい辛さやね。
せっかくホーム感が出てたのに、ここでもあっさり点取られてます。
もはや別にどうでもよくね?(あっさり)


続いて本日4食目は、昨日のネガティブ添乗員ですらオススメした「明洞ギョウザ」
基本発言が否定的なヤツをして、

「あれ食わなかったら来た意味ねーっつーか死ね。」

と言わしめた一品・・・。(一部脚色あり)
確かにこれは絶品だわ。
参りました。




ここまでどの店でも、お通しでキムチが付いていて、しかもおかわり自由で無料。
当然の様に食いまくっていたオレ達だが、
ここに来て次々と「ケツの痛み」を訴え始めた。
そりゃあそうだ・・・。
耐えろ仲間達!!


その後しばらく「韓国の原宿」の「いまひとつ」感を堪能。
韓国でもパチリームは健在なんですね。

そして、東大門、明洞ときて、次は南大門。
まぁ先日放火に遭って焼失してしまったことで話題ですね。
オレ達も一目見ようと向かいました。



なんかね、言葉にならない。
ここまでテンション高めにバカみたいに写真を撮りまくっていたオレ達ですら、
「ふざけた写真は撮っちゃダメだろ・・・」と言わずとも全員感じていました。
すごい現地の人から愛されてるっていうのを感じるんだ。
修復のために門を囲んでいる壁には、現地の人達からの応援メッセージ。
中には日本人のものもあり、その存在感は凄さに心を打たれました。
オレ達もしばらくボーっと見入ってしまったよ・・・。
日本で言うなら金閣寺とか清水寺とかかな?
そんなレベルの建築物を失ったショックは想像したくもない・・。
心から、一日も早い修復を願っています。


少しだけセンチメンタルになったオレ達だが、
南大門まで見てしまうと、目的地が無くなってしまいました。

時間も五時過ぎと非常に中途半端。
景福宮と呼ばれる建物に行こうと思ったら、開園時間は午後5時まで・・・。

途方に暮れるオレらを、後方の山の頂上にそびえ立つものが誘ってきたのは、まさにその時であった。

そうだ、Nソウルタワーに行こう。

ということで、とりあえずタワーの見えるほうに歩き出してみました。



ほとんど勢いで来ちゃったので、本当に行けるか心配していたら、まずは第一の関門、心臓破りの上り階段に遭遇。



クロカンではあのモートンをも凌いだ健脚はすでに無く、上りきったオレの息は切れまくり。

しかも上りきったのに、タワーはまだ遥か遠く・・・。



で、再びタワーを目指して歩いていくと、分かれ道と立て看板。

「ケーブルカー:450m」or「徒歩:1200m」っていう選択肢。

俊希・オレ「大塚さん、どっちで行きます?」

りょーちん
「まぁ徒歩だろうね。(冗談だよ☆)」



はい、登山決定。


「ノリと勢い」だけで行動するオレ達に、軽はずみな発言をした監督の責任は重い。
テンション上がり気味にひたすら頂上のタワーを目指す。



途中の公園に、普通のペンチプレスがあるなど、アスリート意識の高い山だった。
んで、汗かきまくりで何とか頂上に到着!!



ようやくタワーだ・・・。
一気に展望台まで行っちゃいましょうよ!!
エレベーターで現地スタッフとコラボりつつ(二人とも韓国人ですよ風味)、待望の展望台へ。

で、
空気がにごりすぎてて何も見えませんでした。



あーっす。



景色が見えなくてもそこそこ楽しめるのがオレ達のいいところだよね。
が、限界はあるので、滞在時間15分以内で下山。

しかしいい感じのデートスポットでした。

下山って普通、来た道を戻ると思うんだけど、
いや、オレは少なくともそう思っていたんだけど、
俊希さん達、なぜか来た道と逆方向の道から下るようです。

ホリ「こっちでいいん?着くっけ?」

俊希
「知らねーけど着くっしょ。」

ホント頼れるなー、お前らは。

明らかに舗装されきってない道を下り続ける。
いよいよ頭に
『拉致』の二文字がよぎった次の瞬間!!

舗装された道が・・・。
感動。
と思ったら、無限ループするランニングコースでした。
その道を信じてほぼ一周しかけたわ・・・。
コースの脇に下へ下れそうな道を見つけ、今度こそと信じて再び下る。

明らかに怪しい道、そして日本だったら確実にヤンキーが出るような公園が見え、
いよいよ頭に
『拉致』の二文字がよぎった次の瞬間!!

舗装された道が・・・。
はい、今度こそ大丈夫そうです。
幹線道路沿いに出れました。
感動のあまり泣いた。
てゆーか勢いで行動しすぎてヤバイ。
でもこいつら信じてれば間違いないわ。
最高ッス。

もう山一つ上って下ったから足がボロボロ。
ホテル戻って、また昨日の焼肉屋行こうぜってことで、
タクちゃん拾って帰宅しました。


これから焼肉屋〜帰国まで書こうと思ったんだけど、
量を考えると・・・タイムアップしてしまいそうなんで、
続きはロスタイムで!!


遂に決着・・・クライマックスはロスタイムに。


「あ、ボクは現地人でーす☆」
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